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ある朝、出社拒否になった自分
朝、目が覚めても体が動かなかった。
スマホを見て、出勤時間が迫ってるのはわかってるのに、布団から出られない。
「今日こそは行かなきゃ」と思いながら、何度も繰り返してきた朝。
でもその日は違った。ついに、出社を諦めた。
1ヶ月に休みは2日だけ
私が働いていた会社は、いわゆる“休めない環境”だった。
週1休みが当たり前で、月に2日しか休めなかった月もある。
「人がいないから仕方ない」「お前がやらなきゃ誰がやるんだ」
そんな言葉が当たり前に飛び交ってて、疑問を持つことすらできなくなっていた。
上司の叱責は毎日録音レベル
仕事が遅れれば「なんでできねぇんだよ」
報告の順番を間違えただけで「お前の代わりなんていくらでもいる」
怒鳴られることに慣れてしまった自分が一番怖かった。
会社のトイレで1日何回も吐いてたし、スマホの録音アプリは常に起動してた。
辞めることすら許されなかった
「辞めたいです」と一度だけ言ったことがある。
でもその瞬間、空気が凍った。
「甘えんな」「どこ行っても通用しねぇぞ」
それ以降、無視と陰口が始まった。
その日から、私は“辞める”という選択肢すら口にできなくなった。
あの日、心が死んだ
出社できなかったあの朝。
私はようやく気づいた。
「このままじゃ、自分が壊れる」
今はもう、あの会社にはいない。
でも、あの時の自分を思い出すたびに、心の奥がギュッと痛くなる。
あの経験があるからこそ、今「辞めたい」と思っている誰かに言いたい。
あなたは壊れる前に、逃げてもいい。
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